填詞「偶成(倣水龍吟)(其一・其二)」(推敲作)

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●原文:

 偶成(倣水龍吟)(其一)(推敲作)  玄齋 佐村 昌哉  大阪市

 萬人天稟皆存,同心天性人人異。如斯樂也,如斯苦也,相爭何事。殺人人言,彼呼不幸,彼爲人纍。故實施殺害,大量死者,驚凶行,流雙涙。

  ●

 殺害雖惟殘酷,贊同言、幾人無止。民心昏亂,皆開懷抱,表明眞意。殺害當然,助長偏見,縱其瞋恚。故窮愁障害,常懼眾目,屋中逃避。


 偶成(倣水龍吟)(其二)(推敲作)  玄齋 佐村 昌哉  大阪市

 動搖事件民心,一存障害窮途哭。有情制度,助人隨處,安心一國。日日貧窮,健康無喜,卻懷私曲。故時嘲病者,費消租税,述無用,無親睦。

  ●

 障害罪哉尤也,續悲傷、匿名遺族。人生多樣,意思多彩,恥如盲目。日日承知,職員勞苦,多勞微祿。卽存身障害,常同感謝,後來萎縮。


●書き下し文:

 題:「偶成(ぐうせい)(水龍吟(すいりゆうぎん)に倣(なら)ふ)(其(そ)の一(いち))」

萬人(ばんじん) 天稟(てんぴん) 皆(みな) 存(そん)し,
心(こころ)を同(おな)じくして天性(てんせい) 人人(ひとびと) 異(こと)なる。

斯(か)くの如(ごと)きは樂(たの)しきや,
斯(か)くの如(ごと)きは苦(くる)しきや,
相(あひ) 爭(あらそ)ふは何事(なにごと)ぞ。

人(ひと)を殺(ころ)しし人(ひと)の言(い)ふらく,
彼(かれ) 不幸(ふかう)を呼(よ)び,
彼(かれ) 人(ひと)の纍(わづら)ひと爲(な)ると。

故(ゆゑ)に殺害(さつがい)を實施(じつし)し,
大量(たいりやう)の死者(ししや),
凶行(きようかう)に驚(おどろ)き,
雙涙(さうるい)を流(なが)す。

 ●

殺害(さつがい) 惟(ただ) 殘酷(ざんこく)なるのみと雖(いへど)も,
贊同(さんどう)の言(げん)、
幾人(いくにん)か止(や)むこと無(な)し。

民心(みんしん) 昏亂(こんらん)し,
皆(みな) 懷抱(くわいはう)を開(ひら)き,
眞意(しんい)を表明(へうめい)す。

殺害(さつがい) 當然(たうぜん)として,
偏見(へんけん)を助長(じよちやう)し,
其(そ)の瞋恚(しんい)を縱(ほし)いままにす。

故(ゆゑ)に障害(しやうがい)に窮愁(きゆうしう)すれば,
常(つね)に眾目(しゆうもく)を懼(おそ)れ,
屋中(をくちゆう) 逃避(たうひ)す。


 題:「偶成(ぐうせい)(水龍吟(すいりゆうぎん)に倣(なら)ふ)(其(そ)の二(に))」

事件(じけん)に動搖(どうえう)する民心(みんしん)
一(ひと)たび障害(しやうがい)を存(そん)すれば窮途(きゆうと)に哭(こく)す。

情(なさけ) 有(あ)る制度(せいど),
人を隨處(ずいしよ)に助(たす)け,
安心(あんしん)する一國(いつこく)。

日日(ひび) 貧窮(ひんきゆう)すれば,
健康(けんかう) 喜(よろこ)ぶこと無(な)く,
卻(かへ)つて私曲(しきよく)を懷(おも)ふ。

故(ゆゑ)に時(とき)に病者(びやうしや)を嘲(あざけ)り,
租税(そぜい)を費消(ひせう)するは,
無用(むよう)なるを述(の)べ,
親睦(しんぼく)すること無(な)し。

 ●

障害(しやうがい)は罪(つみ)なるや尤(とが)なるや,
悲傷(ひしやう)を續(つづ)ける、
匿名(とくめい)の遺族(ゐぞく)。

人生(じんせい) 多樣(たやう)にして,
意思(いし) 多彩(たさい),
盲目(まうもく)の如(ごと)くなるを恥(は)づ。

日日(ひび) 承知(しようち)す,
職員(しよくゐん)の勞苦(らうく)を,
勞(らう) 多(おほ)くして微祿(びろく)なるを。

卽(も)し身(み)に障害(しやうがい)を存(そん)すれば,
常(つね)に感謝(かんしや)と同(とも)に,
後來(こうらい) 萎縮(ゐしゆく)せん。

「萬」の新字体は「万」、「樂」の新字体は「楽」、「爭」の新字体は「争」、「纍」の新字体は「累」、「爲」の新字体は「為」、「實」の新字体は「実」、「雙」の新字体は「双」、「殘」の新字体は「残」、「贊」の新字体は「賛」、「亂」の新字体は「乱」、「懷」の新字体は「懐」、「眞」の新字体は「真」、「當」の新字体は「当」、「縱」の新字体は「縦」、「眾」の新字体は「衆」、「搖」の新字体は「揺」、「隨」の新字体は「随」、「國」の新字体は「国」、「續」の新字体は「続」、「樣」の新字体は「様」、「祿」の新字体は「禄」、「卽」の新字体は「即」、「來」の新字体は「来」
「倣(なら)ふ」の新仮名遣いは「倣(なら)う」
「相(あひ)」の新仮名遣いは「あい」
「爭(あらそ)ふ」の新仮名遣いは「爭(あらそ)う」
「言(い)ふ」の新仮名遣いは「言(い)う」
「幸(かう)」の新仮名遣いは「こう」
「纍(わづら)ひ」の新仮名遣いは「纍(わずら)い」
「故(ゆゑ)」の新仮名遣いは「ゆえ」
「量(りやう)」の新仮名遣いは「りよう(小書き文字を使うと『りょう』)」
「行(かう)」の新仮名遣いは「こう」
「雙(さう)」の新仮名遣いは「そう」
「雖(いへど)も」の新仮名遣いは「雖(いえど)も」
「懷(くわい)」の新仮名遣いは「かい」
「抱(はう)」の新仮名遣いは「ほう」
「表(へう)」の新仮名遣いは「ひよう(小書き文字を使うと『ひょう』)」
「當(たう)」の新仮名遣いは「とう」
「長(ちやう)」の新仮名遣いは「ちよう(小書き文字を使うと『ちょう』)」
「障(しやう)」の新仮名遣いは「しよう(小書き文字を使うと『しょう』)」
「愁(しう)」の新仮名遣いは「しゆう(小書き文字を使うと『しゅう』)」
「屋(をく)」の新仮名遣いは「おく」
「逃(たう)」の新仮名遣いは「とう」
「搖(えう)」の新仮名遣いは「よう」
「康(かう)」の新仮名遣いは「こう」
「懷(おも)ふ」の新仮名遣いは「懷(おも)う」
「病(びやう)」の新仮名遣いは「びよう(小書き文字を使うと『びょう』)」
「消(せう)」の新仮名遣いは「しよう(小書き文字を使うと『しょう』)」
「傷(しやう)」の新仮名遣いは「しよう(小書き文字を使うと『しょう』)」
「遺(ゐ)」の新仮名遣いは「い」
「樣(やう)」の新仮名遣いは「よう」
「盲(まう)」の新仮名遣いは「もう」
「恥(は)づ」の新仮名遣いは「恥(は)ず」
「員(ゐん)」の新仮名遣いは「いん」
「勞(らう)」の新仮名遣いは「ろう」
「多(おほ)く」の新仮名遣いは「多(おお)く」
「萎(ゐ)」の新仮名遣いは「い」


●現代語訳:

 題:「ふと思いついたことを、宮廷歌謡の替え歌の填詞(てんし)の一つ、水龍吟(すいりゅうぎん)に基づいて詠みました」

 (その一)

 全ての人は皆、天が人に与えた性質・才能があり、
 考えは同じであって、生まれつきの性質は、人々は異なっています。

 このようであるのは、楽しいものです。
 このようであるのは、苦しいものです。
 お互いに争うとは、何事なのでしょう。

 人を殺した人の言うことには、
 「彼は不幸を呼び、
 彼は人の迷惑になるのです。」とのことです。

 ですからその人は人殺しを実施し、
 大量の死者が出て、
 私は人を殺傷するという悪い行為に驚き、
 両目から涙を流していました。

  ●

 人殺しのその事件は、単にむごいことだと言っても、
 それに同意する発言が、
 何人か、無くなることはありませんでした。

 国民の心は乱れてしまい、
 皆、胸中の思いを打ち明けて、
 本当の気持ちを発表して明らかにしました。

 人を殺すことも、それがそうなるのが当たり前だとして、
 偏った見解を助けて成長させて、
 自分の怒りの気持ちを自由気ままにしていました。

 ですから、障害に苦しみ悩めば、
 常に多くの人々の目を恐れて、
 家の中に逃げて避けているのです。


(その二)

 その事柄に、国民の心は揺れ動いて、
 一度障害があるようになれば、(多くの人々の目の中で)苦しい境遇に泣くことになるのではと思うのです。

 情けのある制度があり、
 人を至る所で助け、
 我が国一国が、安心出来るものです。

 日々、貧しくて生活が苦しくなれば、
 健康を喜ぶことも無く、
 却って邪(よこしま)なことを考えてしまうのです。

 ですから、時に病気のある人を嘲り、
 税金を(彼らのために)使い果たすのは、
 役に立たないのですと言い、
 親しみ睦まじくすることが無いのです。

  ●

 障害は罪なのでしょうか、過ちなのでしょうか。
 悲しみ続ける、
 匿名の遺族の姿がありました。

 その人達の人生は多様であって、
 考えはいろいろな変化があって、種類が多く、
 私は目が見えていない人のように、このことが見えていなかったことを恥ずかしく思っていました。

 日々、知っているのは、
 職員の方々が骨折り苦労していることで、
 骨折り苦労が多いのに、俸給が僅かであるということです。

 もし自分の身に障害があるならば、
 常に感謝をすると同時に、
 その時から後は、元気が無くなってしまうでしょう。

 (一人の障害者としての、私の感想です。)


●語注:

(以下、『新字源』は、1994年(平成六年)十一月十日発行の改訂版を引用しています。)

※偶成(ぐうせい):「ふと思いついてできる。また、その作品。」(『新字源』p.74)

※万人(萬人)(ばんじん):「すべての人。ばんにん。」(Webサイト『goo国語辞書』の「万人」の検索結果 < https://dictionary.goo.ne.jp/jn/181397/meaning/m0u/ > (アクセス日:平成二十九年七月二十九日(土)))

※天稟(てんぴん)(=天賦(てんぷ)):「生まれつき。天が人に与えた性質・才能」(『新字源』p.243)

※天性(てんせい)(=天素(てんそ)):「生まれつきの性質。」(『新字源』p.242)

※凶行(きようこう(きようかう))(小書き文字を使うと「きょうこう」):「人を殺傷するような悪い行為。」(『新字源』p.108)

※残酷(殘酷)(ざんこく):「むごいこと。」(『新字源』p.543)

※賛同(贊同)(さんどう):「他人の意見・提案などに、賛成・同意すること。」(Webサイト『goo国語辞書』の「賛同」の検索結果 < https://dictionary.goo.ne.jp/jn/91634/meaning/m0u/ > (アクセス日:平成二十九年八月二十日(日)))

※昏乱(昏亂)(こんらん):「状態や心がみだれる。」(『新字源』p.462)

※懐抱(懷抱)(かいほう(くわいはう)):「①ふところにいだく。親が子をふところにいだいて育てる。②胸中にいだいている事がら。胸中の思い。」(『新字源』p.389)、ここでは、②の意味で用いています。

※真意(眞意)(しんい):「ほんとうの心。まことの気持ち。真の意義。」(『新字源』p.699)

※表明(ひようめい(へうめい))(小書き文字を使うと「ひょうめい」):「発表して明らかにする。」(『新字源』p.901)

※当然(當然)(とうぜん(たうぜん)):「①そうなるのがあたりまえであること、道理にかなっていること。また、そのさま。②それがあたりまえであるさま。」(Webサイト『goo国語辞書』の「当然」の検索結果 < https://dictionary.goo.ne.jp/jn/156252/meaning/m0u/ > (アクセス日:平成二十九年八月二十日(日)))、ここでは、①の意味で用いています。

※偏見(へんけん):「かたよった見解。一方的な見方。」(『新字源』p.75)

※助長(じよちよう(じよちやう))(小書き文字を使うと「じょちょう」):「①手助けをしてかえって害を加える。なえの生長をたすけようとひっぱったため、かえって苗を枯らした故事。〔『孟子(もうし)』「公孫丑章句上(こうそんちゅうしょうくじょう)」〕②助けて成長させる。助けて発展させる。」(『新字源』p.125)、ここでは、②の意味で用いています。

※瞋恚(しんい):「いかる。目をみはっていかる。」(『新字源』p.703)

※窮愁(きゆうしゆう(きゆうしう))(小書き文字を使うと「きゅうしゅう」):「苦しみなやむ。」(『新字源』p.743)

※衆目(眾目)(しゆうもく)(小書き文字を使うと「しゅうもく」):「多くの日々の目。多くの人の観察。」(『新字源』p.896)

※逃避(とうひ(たうひ)):「困難などに直面したとき逃げたり、意識しないようにして、それを避けること。」(Webサイト『goo国語辞書』の「逃避」の検索結果 < https://dictionary.goo.ne.jp/jn/156685/meaning/m0u/ > (アクセス日:平成二十九年八月二十日(日)))

※事件(じけん):「事がら。事項。」(『新字源』p.30)

※動揺(動搖)(どうよう(どうえう)):「物や心がゆれ動く。」(『新字源』p.128)

※窮途(きゆうと):「行きづまりの道。転じて、苦しい境遇。特に仕官の道を得ないこと。」(『新字源』p.743)

※有情(ゆうじよう(いうじやう))(小書き文字を使うと「ゆうじょう」)(情(なさけ) 有(あ)る):「①喜怒哀楽などの情がある。②なさけがある。③おもむきがある。」(『新字源』p.481)、ここでは、②の意味で用いています。

※随処(隨處)(ずいしよ)(小書き文字を使うと「ずいしょ」):「いたるところ。どこにでも。」(『新字源』p.1007)

※貧窮(ひんきゆう)(=貧困(ひんこん)):「貧しくて生活が苦しい。」(『新字源』p.954)

※私曲(しきよく)(小書き文字を使うと「しきょく」):「自分かってな不正。よこしま。」(『新字源』p.728)

※費消(ひしよう(ひせう))(小書き文字を使うと「ひしょう」):「金銭や物品などを使い続けること。」(Webサイト『goo国語辞書』の「費消」の検索結果 < https://dictionary.goo.ne.jp/184670/meaning/m0u/ > (アクセス日:平成二十九年八月二十日(日)))

※無用(むよう):「用がない。役に立たない。」(『新字源』p.622)

※親睦(しんぼく):「親しくむつまじい。親しみむつまじくする」

※悲傷(ひしよう(ひしやう))(小書き文字を使うと「ひしょう」):「かなしむ。心がいたむ。悲しみいたむ。」(『新字源』p.377)

※意思(いし):「①かんがえ。こころ。こころざし。②㋐意味。㋑おもむき。」(『新字源』p.379)、ここでは、①の意味で用いています。

※多彩(たさい):「①いろどりが多くて美しい。②いろいろと変化があって、種類が多い。」(『新字源』p.231)、ここでは、②の意味で用いています。

※承知(しようち)(小書き文字を使うと「しょうち」):「承り知る。知っている。②知遇を受ける。」(『新字源』p.403)、ここでは、①の意味で用いています。

※労苦(勞苦)(ろうく(らうく)):「①ほねおりをする。②ご苦労でしたとねぎらう。」(『新字源』p.126)、ここでは、①の意味で用いています。

※微禄(微祿)(びろく):「わずかばかりの俸給。」(『新字源』p.355)

※後来(後來)(こうらい):「①今からのち。将来。②あとから来る。」(『新字源』p.349)、ここでは、①の意味で用いています。

※萎縮(いしゆく(ゐしゆく)):「なえちぢむ。おとろえる。元気がなくなる。」(『新字源』p.857)


●解説:

 今回は一年前に起きた障害者施設での大量殺傷事件についての感想を、宮廷歌謡の替え歌である填詞(てんし)の一つ、水龍吟(すいりゅうぎん)で七月末に詠んだものの推敲作です。

水龍吟(すいりゅうぎん)は前半・後半に分かれていますが、韻は統一されなければならないという部分を修正しました。前半・後半で韻を換えている所を修正しました。そして(其の一)(其の二)の二つの水龍吟(すいりゅうぎん)に作り変えました。

 以前の水龍吟(すいりゅうぎん)を作った際には、私は次のように述べました。

(ここから、以前に述べた部分です)

 その障害者が大量に殺傷された事件の被告人の持つ考えは、「障害者は不幸を作るだけ」というものでした。私も障害者として生まれ育ってきて、そんな中で周囲に出来る限り負担が多くならないようにと配慮しながら生きてきました。そんな私の努力も無駄になってしまうのではと思うような事件でした。障害者は不幸を作るだけの存在でしょうか。私自身が障害者であることから、障害者の知り合いはいます。障害者といっても様々いて、身体障害のある方は比較的に手や足を動かせる人は前向きであり、そうでない人も必死で生きています。被告人の批判は主に知的障害者に向けられているのだと思いますが、殺された障害者の人達の遺族の方々の発言を聞く中で、役に立たなくても、どこかで周囲の人の心の支えになっていることに思い至りました。それで被告人の言っていることはそれほど当たっていないと思っています。何より今でも生死の境をさまよっている人やその周囲に対してあまりに失礼ではないかと、そう思います。

 そんな事件から一年が経ち、被告人の考えに共感する人も少なからずいることが分かってきました。私も障害者の外見に一瞬驚くことはあっても、話をしてみると比較的に普通の方々と変わらないものだということを理解してきて、そんな意識も次第に変化してきました。障害者への温かい視点、そんな中で屈折した思いをいだいている人が少なからずいるということが分かってきて、複雑な気持ちになりました。

 そんな屈折した思いを持った人達に対し、一人一人に説いて回ることが出来る程にきちんと自分の思いを伝えられるわけではない私としては、少し消極的な気持ちになってしまうのではと心配し、これではいけないと思って頑張っていこうと思います。職員の方々の日々の尽力にきちんと感謝しながらも、消極的にならずに努力を重ねていきます。

 来月からは検査入院です。しっかりと体調を整えて入院に備え、きちんと療養をしていきます。退院する頃にはもっと元気になって過ごしていければ良いなと思います。

(ここまでが以前に述べた部分です。)

 さらに今回の修正部分では、その事件を受けて多くの方が多くの意見を持ったこと、中には障害者に対する以前感じた嫌悪感を思い出して、被告人に賛同するような意見を持つ人まで出て来て、結果として障害者自身やその家族の方が容易に外出もできない状況になっている所と、被告人に賛同する意見から、障害者や病人に対する手厚い制度に対して悪い気持ちを持って、自分自身の健康を喜ぶこともなく、障害者や病人に税金をかけるのは無駄だという意見を持ってしまい、親しみ睦み合うことが無くなったという部分を加えています。

 障害者や病気の人に税金をかけるのは無駄だという意見を持つ人には、自分がもし何らかの事故に遭ったり病気に罹ったりして、周囲や医療の支援が必要になった時に、「自己責任」の名のもとに放置されてしまうことを考えたことがあるのかなと疑問に思いました。万一、世の中から障害者や病人がいなくなれば、その人達は幸せなのでしょうか。むしろそうでは無くて、自分がいつ事故や病気に巻き込まれて、健康な人から転落しないかを常に恐れるようになっていきます。つまり、障害者の次にいなくなるのは、もしかしたら障害者や病人を批判していたその人達自身かもしれないわけです。ですから、いざという時に自分達を支えてくれる制度が、今は不要だからといって無くそうとするのではなく、いずれはお世話になるものと考えて、本当に無駄だと思われる部分だけに批判をすれば良いのでは、そう思います。

 こうして反論をするだけでなく、私も障害者の一人として、周囲に不幸を作るだけの存在にならないように、周囲の負担が出来る限り大きくならないようにして、同時に普段の努力を続けていくようにしていこうと思っています。障害者の中にもいろんな人がいる、そんな一例を示していければ良いなと思っています。これからもしっかりと頑張っていきます。検査入院から退院してきて十日以上が経ち、これからも体調とこの時期の暑さに気を付けて努力を重ねていきます。


佐村 昌哉(筆名:白川 玄齋)

この記事へのコメント

  • 泥舟

    こんばんは〜
    私も指を切断して その治療費やその間の給料補てんなど
    国からサポートしていただきました
    保険を払っているときは高いなあと思ったのですが
    (実際 船員は陸上より高い割合なのです)
    怪我をしたときは ありがたいって思いました
    単純計算なんですけど (私事ですが)
    国保の生涯支払金額と収入が同額になりました
    そう考えると 同額またはそれ以上もらう人などごく一部ですが
    あくまで 保険なのですから 万が一のためですしね
    初めから健康を損なってまで もらおうなんて人もいませんし
    仮にいたとしたら 詐欺罪です
    そういう意味でも 日本の保険に対するシステムは
    良いと思うのです
    ただ金銭が圧迫しているのも事実ですから
    その辺りは政治家さんに改善していただくべきなんでしょうね
    お互い これからも健康第一で行きたいものですね^^

    2017年08月26日 01:29
  • 佐村 昌哉(筆名:白川 玄齋)

    > 泥舟さん

    おはようございます。温かいコメントをありがとうございます。

    泥舟さんも大怪我をされたときに、国の補助があったのですね。
    特に働かれている方のいざという時の助けがあるのは良いですね。
    回復されてきて何よりです。
    いざという時の財政的な助けは本当に助かりますね。

    私は障害者年金を頂いていて、
    何とか家族の働く分も合わせて生計が成り立つ状況です。
    もし医学の進歩で今の病気が回復するようになって働けるようになれば、
    所得税等の税金も払っていければ良いなと思います。
    国の財政が滞れば当然にしわ寄せがくると思っていますので、
    財政が改善すれば良いなと思います。
    皆をいざという時に助ける仕組みが
    長く続きますようにと願っています。

    いざという時の助け、本当に助かっていますので、
    国や自治体や周囲に感謝しつつ、
    自分に出来る努力を重ねていこうと思います。

    はい。私も体調を整えて健康第一で過ごしていきます。
    医学の進歩を信じて頑張っていきます。

    良い土曜日の一日をお過ごし下さい。
    2017年08月26日 08:05